青水泡*わたわたな別邸*

自分用の日記。ツイで呟き切れないことをここに。

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シュガーマン sugar man

sugar man

ラジオでCMが流れていたので行ってきました。
『シュガーマン 奇跡に愛された男』(SEARCHING FOR SUGAR MAN)を見てきました。
私はドラマが苦手なので、こういうドキュメンタリーの方が映画館へ向かいやすいです。
梅田ガーデンシネマがある梅田スカイビルは、数年前の職場でした(笑)派遣でね。

で、映画は。
相変わらずの配給会社の「煽り文句」に『どこがじゃぃ!』と言いたくなりましたが(笑)
ドキュメンタリーとしてはとても面白かったです。
一番感じたのは、やはり音楽の影響力。ロドリゲスの肩の力が抜けた意思の貫き方。
芸術家としてはある意味一番面白くて残酷な展開かもしれない。
自分の作品が地球の裏側で国を動かすほどの力を及ぼしていたにも関わらず、本人は全くそれを知らずに音楽で生活をすることもなくさびれた町で淡々と生きてるという。
「音楽が広まってるのに製作者がそれを全くしらない」=彼を死んだことにして印税などをチョロマカしてる存在がある。などなどダークな部分も見えて。でもこういう現実味がドキュメンタリーのいいとこなんだな。
映画の宣伝文句に『忽然と姿を消した幻のシンガー』とあるけれど、彼は隠れてもいないし、死んでもいない。彼の周囲や世間が勝手に彼の存在を消してるだけなのだ。
それでも、そんな扱いでも、ロドリゲスはマイペースに、自分の哲学でまっすぐ生きてる。建築作業員というヘビーな仕事もスーツ姿で淡々と。
彼の唄は希望のない世界に生きてる人のうた。その中でも前を向いて希望を探す思いを歌ってる。それが南アフリカの人達の心を掴んだのだろう。
「ロドリゲスが生きている!」南アフリカで革命のシンボルとなった己の唄を歌うために現れたロドリゲスの姿に一番興奮した。鳥肌もののライブ映像だった。「生きてたよ!」映画館じゃなきゃ私も拳ふりあげてたのに(笑)

お涙ちょうだいな展開はない。ロドリゲスの生き方のように淡々とした映画だ。唄だって淡々としてる。その中で起きた一度の奇跡。宣伝広告にお金をかけただけの軽い曲も、政治の網を潜り抜けて聞き継がれる曲も、人間の営みの中でほんのちょっとのきっかけでそこにあるだけ。私たちの目の前にあるものは本当に偶然の出会いなんだなぁ。

お願いだから、この映画の収益はロドリゲスにちゃんと渡してよね(笑)
アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞してますが、ロドリゲスは『僕が作ったわけじゃないからね』と授賞式の出席も断ったそうですwそういう人なんです。
芸術家としては最高の奇跡に巡り合えたでしょうけど、彼にはこのままどうか穏やかに、弱者に思いを寄せて生きていってほしいと思うのです。

しかし、SUGAR MANってそういう意味だったんだぁ…。(全然そこらへん想像してなかった)
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